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高経年団地にお住まいの高齢者を対象としたヒートショック対策の小冊子を制作しました。

冬の寒さからあなたを守るすまいの”知恵袋”

近年の高齢化や郊外住宅団地の高経年化をふまえ、横浜国立大学建築計画研究室・建築環境工学研究室では、風通しのよい団地の良さを継承しつつ、冬のヒートショック対策につながる技術開発に取り組んできました。

2014年度には、中央地区住宅管理組合のご協力を得て、(株)翔設計と大学の共同研究が始まりました。このとき、まず浴室の寒さ改善をねらいとするDIY簡易改修の試みを8世帯13名の方のご協力を得て実施しました。2018年度には、(株)翔設計・(株)伊勝と大学の共同研究により、浴室だけでなく住まい全体に及ぶDIY簡易改修を施したモデルルームを住戸オーナーのご協力のもとで開設、住民の方の来場・体験を得て改修の評価を行いました。

本冊子はこれまでの活動成果をまとめたものです。冊子で紹介している工夫は集合住宅団地だけでなく広く応用可能なものも含まれています。冬の寒さをなんとかできないだろうか、と感じたときの一助になれば幸いです。

この冊子をテキストに、2020年11月30日、左近山地域ケアプラザと連携して「冬の住まいのヒートショック予防講座」を開催しました。地域の高齢者居住を支える関係者が20名以上参加し、都市イノベーション研究院 田中稲子 准教授(建築環境工学)によるレクチャーの後、ヒートショック予防に繋げる簡易的な住まいの工夫を体感していただきながら、意見交換をしました。

⇒『すまいの知恵袋。』webサイト

⇒冊子PDF

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